経歴

1945年 長野県松本市に生れる
1964年 長野県立松本深志高校 卒業
1968年 早稲田大学 第一政治経済学部 卒業
1974年 早稲田大学大学院 経済学研究科 博士課程 修了

1982年 早稲田大学教授

2015年 早稲田大学名誉教授

2000年~2020年  社団法人第1号 「日本経済(復興)協会」理事長

2020年~     一般社団法人「社会科学総合研究機構」名誉会長

 


研究内容

社会科学も自然科学と同様に、専門分化しながら発展してきた。これは厳密な科学であるためには、一面では不可欠な方向である。しかし、そのような特殊科学だけが支配すると、これらは、社会現象を全体の諸関連として把握せず、抽象的に理解し、したがって現実離れしたモデル思考に陥る。そのような社会科学の欠陥を反省し、社会現象をトータルに把握し、諸現象の意味を解明する研究が「社会哲学」である。
小生の研究は、このような社会哲学であるから、現実の社会現象を、可能な限り広範囲に観察し、それらの意味連関を解明する。したがって従来の経済、政治、法律などの諸分野に加えて、環境問題やボランティア論まで、あるいは国際問題から地域コミュニティ論までを対象とし、具体的な実践もしている。 ただし、これらの研究の根底に思想・哲学研究があり、これに基づいて全てにアプローチしている。ゼミナール「社会科学古典研究」も、「古典」をとおして思想・哲学的思考をみにつけながら、現実の問題を考えることに重点を置く。